オーストリア、テルメンレギオンの端にある勾配はブドウ品種ロートギプフラーとツィアファンドラーに申し分のない栽培条件を備えています。これらブドウ品種は世界中でたった130ヘクタールしか存在していないのです。ヨハネスホフ・ライニッシュ氏はこれら地場品種の特徴であるエレガンスと力強さを最大限に引き出し、伝統を守りつつ、現代手法をも取り入れた醸造を行っています。薄い黄緑色をしたワインはジャスミンの花やエギゾチックな果実、マンゴー、バナナ、レモン等の黄色いフルーツの味を思わせ、クリーミーな柔らかさとしっかりとした構成を持つ味わいです。
テロワールワインの味を決める基本が「テロワール」、すなわち土壌と微気候が織り成すブドウの生育環境です。年間の日照が2000時間を超えるテルメン地方のタッテンドルフとグンポルトキルヒェン一帯のブドウ栽培地は、オーストリアでも特に日当たりがよく、乾燥した地方です。そうした環境のため、この地方では毎年、品種特有のアローマがぎっしり詰まった完熟したブドウが実ります。東側に高原、北側に丘陵地帯を控え、常に風が吹いている関係で、雨が降ってもブドウの枝葉はすぐに乾き、ブドウの房はカビの害を受けることなく完熟します。土壌は、褐色森林土、砂質の沖積土、礫岩が混じり、上質のワイン用ブドウ栽培に理想的条件を備えています。
良く合う料理: 焼いたチーズ料理、香辛料のきいたアジア料理。串カツなどの揚げ物、仔牛肉、鶏肉、豚肉。タイやベトナムカレー、やわらかいチーズ。メキシカン料理、タパス
品種: ツィアファンドラー 60%、ロートギプフラー 40%
産地: オーストリア テルメンレギオン タッテンドルフ
推奨提供温度: 10° C
The History of the Estate: 伝統のワインを近代的設備でタッテンドルフでワインづくりを始めたのは私たちの祖祖父の代で、私たちは4代目に当たります。ブドウ栽培を始めた1923年当時は、リートミッターフェルトにあった0.5ヘクタールほどのブドウ園がすべてでした。今はタッテンドルフ周辺とグンポルトキルヒェン、グントラムスドルフで合わせて約40ヘクタールのブドウ園を経営しています。1995年にはタッテンドルフの近く、「インワインガルテン1」に新しいワイン醸造設備が完成しました。ヨハネスホーフライニッシュ(Johanneshof Reinisch)と呼ばれているワイナリーです。ここには極上ワイン製造に理想的な条件が整っています。私たちのワイナリーは、選果装置から、電子制御のプレス、モニタ機能つき発酵設備、古いレンガを使い伝統的工法で建設した樽保管庫に至るまで、あらゆる面で最新鋭のセラー技術で固められています。ハネスホーフライニッシュの詳しい歴史を知りたい方は、ここをクリックしてください。
この商品は2009年02月11日(水)に登録されました。
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