真っ赤に熟したチェリーに森の木の実が溶け込んだような香りを持つ、ほのかなあぶり肉の風味のワインです。控えめなタンニンと豊かな酸味を持つ女性的な味はすっきりと爽やかで、飲み飽きることはありません。また、かすかなスパイスの風味が後味に残ります。幅広い種類のさまざまな料理にとてもよく合います。ブラウフレンキッシュは、10世紀の末にオーストリアに持ち込まれ、現在は、オーストリアで2番目に多く栽培されている赤ワイン用の品種です。このぶどうは、ブルゲンラント地方中部の厚い粘土質の土壌でさかんに栽培されています。ツヴァイゲルトと同様に、高品質のブラウフレンキッシュを生み出す鍵は、収量を制限することです。 イラ・ゼメッシュ氏のブドウ園はホリチョン村にあり、ここは、粘土質の土壌と夏の高い気温によりブドウが完全に熟すため、オーストリアの「ポムロール」と呼ばれています。
ブラウフレンキッシュについて:ブラウフレンキッシュの美点はホリチョン村で最大限に発揮されます。ブラウフレンキッシュ種からは、軽やかで果実味豊かなワインか、またはボリュームのある豊かなワインのどちらのタイプも造られます。2010年にオーストリア全体のブドウ栽培面積のうち、ブラウフレンキッシュの占める割合は6.4%でした。そのうち94%がブルゲンラント、特に中央ブルゲンラントで栽培されています。従って、ブルゲンラントはオーストリアで最上の赤ワインを産するブラウフレンキッシュラントとしても知られています。ホリチョン村の土壌のユニークな性質は、赤ワイン、特にブラウフレンキッシュのワインを生産するのに理想的です。この土地の土壌からはフルボディで非常に個性あるワインが生まれます。ブラインドテイスティングをしてみるとそのテロワールはすぐに認識できます。この種の独自性を誇れる生産地はそう多いわけではないので、これは大きな強みです。ホリチョン村のワインの特別な個性は、重いレスと粘土にところどころ石灰質が入り混じった土壌に起因しています。場所によっては、その地域特有の「テゲル」という粘土と石灰質の混合土壌を含んでいるところもあり、また別の地域では砂利を含んでいます。このような多様性がワインに複雑味を与えているのです。ホリチョン村とその周辺の気候は温暖です。北と南と西に丘陵があり、パノニア平原に向かって開けているので、ブラウフレンキッシュ種のワインには理想的な条件を備えています。最低でも年間300日は日照に恵まれ、降雨量は年間600mmであるため、優れた品質のブドウが収穫でき、結果としてワインの品質も保証されるのです。イラ・ゼメッシュの究極的なゴールは、独自性と他にない個性を持った、真に本物のワイン造ることです。「インペリアル」と「トラディツィオン」というワインの名前は造り手の哲学を反映したものです。
良く合う料理: ハンバーガー、トマト ソースのパスタ、豚肉、鶏肉、サンドイッチ、ひよこ豆とチーズのディップ
品種: ブラウフレンキッシュ
産地: オーストリア ミッテルブルゲンラント
推奨提供温度: 16 - 18 °C
この商品は2010年06月08日(火)に登録されました。
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